制作講座

目次

はじめに  03/15/10

手順
準備  03/15/10
起動したら  04/22/10
チップ配置  06/25/10

TIPS
ファイル  03/15/10
基本情報タブ  04/22/10
WAV タブ  05/28/10
サウンドプロパティ  05/28/10
パス  05/28/10

項目の後ろの数字は最終更新日です。

はじめに

この制作講座では、DTX データを作る手順やコツ等を解説していきます。
基本的には僕の作り方なので、わからない箇所がいくつも出てくるかもしれません。
できるだけ細かく解説を入れていきますが、わからないところがあれば何でも質問してください。

準備

まず、 DTX データを作るための準備が必要です。
用意するものは以下の3つ。

DTXCreator もしくは GDA Creator
DTX データを簡単に作るために必要です。
DTXCreatorはこちら、GDACreatorはこちらからダウンロードできます。
ここでは DTXCreator での作り方を説明していきます。

ドラム抜き音源
ギター音有りのギター譜面も作る場合はギター音も抜いてください。

ドラム単音
ギター音有りのギター譜面も作る場合はギター音も用意してください。

曲毎に音源は1つのフォルダに入れておきましょう。

起動したら

準備が整ったら DTXCreator を起動しましょう
起動したら右のような画面が表示されます。

まずは基本情報のタブが選択されていますので、曲名、製作者、BPM あたりを入力しておきましょう。
BPM は文字入力でも矢印をクリックすることでも設定できます。

ここまでの間に一度ファイルを保存しておきましょう。
ここで保存しておかないとパスの関係で後々面倒になってしまいます。
保存場所はドラム音や BGM と同じフォルダにしておきましょう。

保存したら WAV タブを選択し、ドラム音や BGM を指定していきます。
指定し終えたら次はいよいよ譜面を打ち込んでいきます。

チップ配置

ここからは本格的に譜面を作っていきます。
こちらを読めば問題なく作っていけると思います。

基本的には WAV タブから配置したいチップの音をクリックし、
チップを配置したい位置で左クリックをすることで配置していきます。
配置したチップを消去するときはそのチップを右クリックで消去できます。

ハイハットレーンやクラッシュシンバルレーンでは、
左クリックで配置するとそれぞれクローズとクラッシュシンバルの状態で配置されます。
これをオープンやライドシンバルとして配置するには Ctrl キーを押しながら左クリックをします。
Ctrl キーを押さずに配置すると表チップ、 Ctrl キーを押しながら配置すると裏チップになります。

またレーンごとに割り付けをすることで、 WAV タブでどの音を選択していても割り付けられた音を配置できます。
まず、割り付けたい音を WAV タブで選択します。
その状態で割り付けたいレーンの上部にあるレーン名の書かれた青みがかった箇所を左クリックします。
さらに Ctrl キーを押しながらでも同様に割り付けを行えます。
割り付けをしたレーンで WAV タブで選択した音を配置したいときは Shift キーを押しながら配置します。
WAV タブで選択した音を裏チップで配置したいときは Shift と Ctrl キーを同時に押しながら左クリックします。

ファイル

DTX のフォルダの中には右の画像のようなファイルが入っています。
ここではそれぞれのファイルについて説明していきます。

set.def
DTXMania の曲選択時に表示させる曲名、作者名、コメント、色などを指定するファイルです。

xx.dtx
これが DTX データです。

xx.ogg
音源です。wav や mp3 形式でも問題無く動作しますが、最近は ogg 形式が主流になりつつあります。

xx.dtx.score.ini
これにはプレイ後のリザルトが記録されています。一度プレイすれば自動で作成されます。

右の画像には載っていなくても内容されていることがあるファイルは以下の通り。

xx.jpg xx.bmp 等の画像ファイル
DTXMania の曲選択時、プレイ時、リザルト画面で表示させる画像です。

xx.avi 等の動画ファイル
DTXMania の曲選択時、プレイ時、リザルト画面で表示させる動画です。

xx.txt
read me など、曲や譜面の説明があったりします。

xx.html
xx.txt と同じです。画像ファイルがここで使われていることもあります。

基本情報タブ

基本情報タブの項目ついて説明していきます。

曲名
いわずもがな曲の名前です。

製作者
基本的には自分の名前ですが、作曲者や BGA 制作者の名前が入力されることもあります。
DTXMania の曲選択時に曲名の右下に表示されます。

コメント
製作者の下に表示されます。何か一言あれば入力しておきましょう。

BPM
曲と同じ BPM にしましょう。

DrumLv.
ドラム、ギター、ベースのレベルを設定できます。
0にするとそれぞれの譜面は無い物として扱われます

パネル文
演奏中、BGA 領域の下に流れる赤字の内容を指定できます。
何も入力しなければ曲名が表示されます。

プレビュー音
曲選択時に項目を合わせた時に流れる音楽を指定できます。

選曲画像
曲選択時に項目を合わせた時に表示される画像や BGA を指定できます。

Loding画像
曲選択後のロード中に表示させる画像を指定できます。

背景画像
プレイ時の背景に表示させる画像を指定できます。

結果画像
リザルト画面に表示させる画像や BGA を指定できます。

WAV タブ

WAV タブの項目ついて説明していきます。

ラベル
その行に名前をつけることが出来ます。

No
音源を指定する行の番号です。
配置するチップに表示される番号と同期しています。
初めから記載されており、変更は出来ません。

ファイル
指定したファイル名を示します。

音量
指定したファイルの音量を設定できます。
100 で最大(元の音量)、0 で最小(無音)になります

位置
音の聞こえる位置(パン)です。
0 で中央、-100 で左側、100 で右側から聞こえるようになります。

BGM
サウンドプロパティで『このサウンドをBGMとして使用する』にチェックを入れたとき、o が表示されます。

以下は下のほうにあるボタンの説明です。

選択されている行をその上の行と入れ替えます。

選択されている行をその下の行と入れ替えます。

[>
選択されている行の音を再生します。

[>で再生中の音を停止します

スピーカー
行をクリックした際にその行の音を再生するかしないかを指定できます。

サウンドプロパティ

WAV タブで行をダブルクリックするとサウンドプロパティが表示されます。
このサウンドプロパティで音源を指定します。

WAV番号
選択している行の番号です。
音源を指定するとその番号のチップは指定した音源が鳴ります。
右側の『背景色』『文字色』ボタンで背景や文字の色が指定できます。
指定した色は WAV タブで選択していない状態のときに指定した色に表示されます。

ラベル
WAV タブのラベル欄に表示させる文字を入力できます。
空欄のままでも影響はありません

ファイル名
指定するファイル名(パス)を入力します。
右の『参照...』ボタンでブラウザから選択すると自動で入力されます。

□このサウンドをBGMとして使用する
□にチェックを入れると Viewer で BGM のみ再生するときに再生されます。
チェックが入っていない場合は再生されません。

音量
指定したファイルの音量の設定が出来ます。
入力でもスライドバーでも設定できます。

位置
音の聞こえる位置(パン)の設定が出来ます。
0 で中央、-100 で左側、100 で右側から聞こえるようになります。
入力でもスライドバーでも設定できます。

試聴
音源を設定した状態で再生します。
設定を適用するには OK をクリック若しくは Enter キーを押して一度サウンドプロパティを閉じなければなりません。

パス

パスはそのファイルがどこにあるのかを示す住所のようなものです。
ここでは DTXCreator で扱うのに最低限の知識しか説明しません。
ちゃんとした名称など興味のある方は他で調べてみてください。

まず、パスの基点は『作業中のフォルダ』にあります。
『作業中のフォルダ』は『.\』で表します。
例えば、作業中のフォルダの中にある『bgm.ogg』というファイルのパスは
.\bgm.ogg
となります。
また、『.\』は省略可能です。
したがって、.\bgm.ogg は bgm.ogg とも言えるわけです。

さて、DTXCreator に戻ります。
DTXCreator での『作業中のフォルダ』は『今開いているファイルがあるフォルダ』です。
例えば、Rouse というフォルダの中の real.dtx を開いているとき、
基点は Rouse というフォルダになります。
その Rouse の中にある『bgm.ogg』を指定したとき右の画像のようになります。

DTX ファイルの音源を指定するときはこの様にしてください。
参照から音源を指定すれば自動でこのような表記になります。
この状態であれば、何があろうと DTX ファイルと音源が同じフォルダにあるだけで正常に動作します。

質問・要望・叱咤・激励 などありましたら、
lishop_scoundrel@yahoo.co.jp 若しくは BBS に連絡ください。

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